SAYS FARM

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NOTE

周囲の自然に寄り添い、溶け込む、丘の上のセラー棟

2026.06.17 | WINERY

葡萄畑が広がる丘の上に、この春セラー棟が完成。地階にはワイン貯蔵庫、上階にはモダニズムとクラフトマンシップが融合したテイスティングルーム。SAYSFARMの目指す未来が、この場所から始まる。

SAYSFARMでは2011年の創業から数えて15年目の春、今後の生産量の増加を見込んで新たにセラー棟を完成させました。セラー棟は、建物を周囲の景色に溶け込ませるランドスケープ・アーキテクチュア(景観建築)の手法を取り入れているのが特徴で、躯体は山の中に埋設し、壁面にツタを這わせ、屋上には芝生を敷き込むことで、歳月を重ねるにつれて建物が里山の一部になるように設計しています。また、鉄筋コンクリート造(RC造)の建物表面には、木目模様を転写し立体的な陰影を表現。周囲の山肌と馴染むように黒褐色で仕上げることで、重厚さや荒々しさの中に繊細さや温かみも表現しました。

屋上は展望塔として、営業時間内に限りお客様にも開放。標高150メートルの小高い丘の斜面に葡萄畑が広がり、葡萄の樹の生育とともに四季折々に移り変わるSAYSFARM自慢の眺望をご覧いただけます。眼下にはのどかな田園と氷見の街並み、ぐるりと弧を描く白い海岸線、紺碧の富山湾、そして遠く水平線の向こうに3000メートル級の北アルプスの峰々が屏風のようにそびえる雄大な景色をお楽しみください。敷地内の散策ルートや撮影スポットとして、新設されたセラー棟がSAYSFARMでの時間を彩る新しい風景のひとつになればと願っています。

セラー棟は、いうなればワイナリーの秘密基地。地下貯蔵庫は大切なワインが眠るセンシティブな空間だけに、普段はスタッフなど関係者のみに出入りが許されます。また、上階にはワインのテイスティングや料理とのペアリングなど、多目的に利用できる隠れ家のような空間があり、こちらは特別な場面での開放を予定しています。創業から15年、さらにその先の未来へ、SAYSFARMの新たな歴史がこの場所から始まります。葡萄畑が広がる丘の上、ワイナリーの想いを形にしたこだわりの空間の一部をご紹介します。

地下貯蔵庫

高さ5メートルの天井に届くチーク材のラックが整然と並び、ボトリングされたワインが静かに横たわります。巨大なラックはスイッチ操作で簡単に移動することが可能で、出入庫の対応もスムーズです。

エントランス

自然光に照らされた白い空間、正面を飾るロートアインのオブジェがひと際目を引きます。オブジェはSAYSFARMの畑から採取した葡萄の葉などをモチーフに、富山市の鍛鉄作家・澤田健勝氏が制作したもの。ウォールナット材の観音扉の先にはテイスティングルームが広がります。

テイスティングルーム

歳月を重ねるごとに深みや味わいを増していくワインのように、上質な素材のみを厳選し使用しました。重厚で洗練された雰囲気を備えた空間は、ゲストシェフを招いてのペアリングイベントやレセプションなど多彩な利用も視野に入れており、訪れたお客様に特別な時間を提供します。

テイスティングルーム

テイスティングルームのもう一つの主役といえるのが、ワイドな傾斜窓で切り取られた氷見の風景。紺碧の富山湾の向こうに3000メートル級の北アルプスがそびえる雄大な景色は、まさにAUTHENTICそのもの。SAYSFARMのワインの魅力、ワイン作りの背景にあるものを、目の前に広がるロケーションからも感じ取っていただければと思います。